2020年07月15日
木星と土星が衝を迎えます
連日雨、雨、雨・・・のちはや園地・ちはや星と自然のミュージアムです。
金剛山の上はちょうど雲がかかっています。
晴れないかなぁ・・とミュージアムから外を眺めながら
梅雨が明けたらぜひ観察していただきたい天体がたくさんあるので
今のうちに少しずつご紹介したいと思います。
実は、今月、衝を迎える天体があります。しかも2天体!
衝とは・・
外惑星(地球の外側の軌道を回る木星や土星のような惑星)が
地球から見て太陽と反対側にある状態を言います。
地球とその惑星との距離が最も近くなり
ほぼ一晩中観察することができます。
まずは、昨日(7月14日)、木星が衝を迎えました。

ちはや星と自然のミュージアムの望遠鏡で撮影した木星
少し木星について
勉強してみましょう。
Q1:木星の大きさって?
半径が地球の11倍もある太陽系最大の惑星です。
Q2:木星は何でできていますか?
木星はガス惑星です。中心に鉄やニッケルなどでできた核があり、その周りに水素・ヘリウムというガスがとりまいています。
Q3:どんな模様ですか?
しましまや、うずなどの模様があります。
中央にある大きな赤い斑点は地球の2個分の大きさがあり「大赤斑」と呼ばれています。
木星は10時間で1回転するので、模様も移動していきます。
Q4:衛星はありますか?
60個以上ありますが、双眼鏡や望遠鏡で観察すると4つのガリレオ衛星が観察できます。
続いては・・
7月21日に衝を迎える土星です。

ちはや星と自然のミュージアムの望遠鏡で撮影した土星
木星と比較しながら学んでみましょう。
Q1:土星の大きさって?
半径が地球の9倍。木星の次に大きな惑星です。
Q2:土星は何でできていますか?
木星と同じガス惑星です。成分もよく似ていて、水素がほとんど、ヘリウムのほかにメタン・アンモニアも少しあります。
とても軽い気体で出来ているので、プールに浮かべたらプカプカ浮きます。
Q3:どんな形ですか?
土星の形で有名なわっかがあります。
大きな望遠鏡で観ると、わっかとわっかの間に「カッシーニの間隙」と呼ばれる黒い筋が確認できます。
本体は淡い縞模様があります。
Q4:衛星はありますか?
60個以上あります。
一番大きな土星の衛星はタイタンです。月よりも大きいです。
縞模様の木星とその衛星、土星の環っかをぜひ望遠鏡で観察しましょう!
実際に望遠鏡をのぞいた時に「すごい!ホンマにわっかがある!」というお客様のお声。
いつも私たちはその笑顔を拝見するとワクワクしてしまいます(*'▽')
ちはや星と自然のミュージアムでは、7月18日(土)・25日(土)に星空観察会を予定しております。
悪天候の場合は中止となります。
ご参加には、キャンプ場へのお泊り、ご予約が必要です。
参加料金はおひとり様700円です。
当キャンプ場は上まで車でお越しいただくことができません。
去年より金剛山ロープウェイが運休中のため、
金剛山キャンプ場へは、麓の府営有料駐車場に駐車していただき、
寝袋や食料を背負って標高1000mの山頂付近まで
急な坂道を1時間ほど登山していただく必要があります。
ご予約・お問い合わせは
ちはや星と自然のミュージアム
(
0721-74-0056 受付時間10:00~16:00 火曜日は休館)
までお待ちしております。
土曜日!!!晴れますように
(写真・文 登録職員
:井阪@星のソムリエ®)
金剛山の上はちょうど雲がかかっています。
晴れないかなぁ・・とミュージアムから外を眺めながら
梅雨が明けたらぜひ観察していただきたい天体がたくさんあるので
今のうちに少しずつご紹介したいと思います。
実は、今月、衝を迎える天体があります。しかも2天体!
衝とは・・
外惑星(地球の外側の軌道を回る木星や土星のような惑星)が
地球から見て太陽と反対側にある状態を言います。
地球とその惑星との距離が最も近くなり
ほぼ一晩中観察することができます。
まずは、昨日(7月14日)、木星が衝を迎えました。


少し木星について

Q1:木星の大きさって?
半径が地球の11倍もある太陽系最大の惑星です。
Q2:木星は何でできていますか?
木星はガス惑星です。中心に鉄やニッケルなどでできた核があり、その周りに水素・ヘリウムというガスがとりまいています。
Q3:どんな模様ですか?
しましまや、うずなどの模様があります。
中央にある大きな赤い斑点は地球の2個分の大きさがあり「大赤斑」と呼ばれています。
木星は10時間で1回転するので、模様も移動していきます。
Q4:衛星はありますか?
60個以上ありますが、双眼鏡や望遠鏡で観察すると4つのガリレオ衛星が観察できます。
続いては・・
7月21日に衝を迎える土星です。


木星と比較しながら学んでみましょう。
Q1:土星の大きさって?
半径が地球の9倍。木星の次に大きな惑星です。
Q2:土星は何でできていますか?
木星と同じガス惑星です。成分もよく似ていて、水素がほとんど、ヘリウムのほかにメタン・アンモニアも少しあります。
とても軽い気体で出来ているので、プールに浮かべたらプカプカ浮きます。
Q3:どんな形ですか?
土星の形で有名なわっかがあります。
大きな望遠鏡で観ると、わっかとわっかの間に「カッシーニの間隙」と呼ばれる黒い筋が確認できます。
本体は淡い縞模様があります。
Q4:衛星はありますか?
60個以上あります。
一番大きな土星の衛星はタイタンです。月よりも大きいです。
縞模様の木星とその衛星、土星の環っかをぜひ望遠鏡で観察しましょう!
実際に望遠鏡をのぞいた時に「すごい!ホンマにわっかがある!」というお客様のお声。
いつも私たちはその笑顔を拝見するとワクワクしてしまいます(*'▽')
ちはや星と自然のミュージアムでは、7月18日(土)・25日(土)に星空観察会を予定しております。
悪天候の場合は中止となります。
ご参加には、キャンプ場へのお泊り、ご予約が必要です。
参加料金はおひとり様700円です。
当キャンプ場は上まで車でお越しいただくことができません。
去年より金剛山ロープウェイが運休中のため、
金剛山キャンプ場へは、麓の府営有料駐車場に駐車していただき、
寝袋や食料を背負って標高1000mの山頂付近まで
急な坂道を1時間ほど登山していただく必要があります。
ご予約・お問い合わせは
ちはや星と自然のミュージアム
(

までお待ちしております。
土曜日!!!晴れますように

(写真・文 登録職員

Posted by 千早 at 11:19│Comments(0)
│天文
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